月別アーカイブ: 2015年8月

防犯カメラヘルスチェック ラーメン店の場合

防犯カメラヘルスチェックの事例を作成しました。
今回はラーメン店で10万円足りないと言う違算が発生しました。
単価800円程度のラーメン店で10万円も違算が発生したということは125杯分のロスが発生したことになります。金額は大げさな事例ですが、つり銭の渡し間違いや不正などにより違算は日々の問題です。

違算が発生した時に防犯カメラでチェックしようとした時、インターネット経由でアクセスできなかった、電源が抜けていたなどの問題により録画していなかった等のトラブルも現実的に発生しています。

防犯カメラヘルスチェックはお客様に代わって店舗に設置されている防犯カメラの状態を監視するサービスです。

 

 

 

 

izakaya

このような事例の経験がある方はこちらから。

EX-SDI

EX-SDIについてです。

■EX-SDIとは

最近防犯カメラ業界は、いくつかの新規格が登場しています。新規格はAHD・CVI・TVI・EX-SDIという規格です。これらの新規格はHD-SDIが5C-FBで100mごとにリピーターが必要な事、非圧縮のためDVRの映像処理に負担が掛かるという問題点をクリアするため、チップメーカーが開発しました。

EX-SDI(Extended Srial Digital Interface)はEYENIXという韓国のチップメーカーが開発した圧縮転送技術です。EX-SDIは VLCコーディックを使用し、PRNR値が40bBという圧縮による視覚的には損失がわからないというレベルの圧縮映像を実現しています。圧縮にかかる速度も0.0002秒(0.2ms)と極めて短く圧縮による遅延とは言えないレベルです。またEX-SDIは3G-SDI、HD-SDIと下位互換性を持ち、4KUHDにも対応していいます。HD-SDI以上の画質を伝送できる技術ですので将来的にも普及が期待されています。

EX-SDI 画質の拡張性比較

EYENIX WEBSITEより「EX-SDI 画質の拡張性比較」

EX-SDIが他の新規格と大きな違いはAHDやCTI、TVIがアナログ伝送であるのに対し、EX-SDIの伝送はデジタルです。そのためアナログ伝送の新規格と比較すると若干高め、伝送距離が短いというデメリットがありますが、HD-SDIと比較するとローコスト、長距離です。画質はHD-SDIと比較し視覚上遜色がない、1本のケーブルで電源と映像の重畳(ちょうじょう)できるというメリットがあります。

EX-SDIは韓国ではロングリーチと呼ばれ、HD-SDIを長距離伝送するための規格というイメージがあります。それは先述の通り新旧の映像規格が7種ある中でHD-SDIEX-SDIだけが高画質画像を劣化することなくデジタル伝送する事に所以します。実際、EX-SDIのカメラやDVRがリリースされる前はリピーターとドングルと呼ばれるパーツを使ってHD-SDIEX-SDIで伝送し、DVRに入力する直前にEX-SDIからHD-SDIに戻すというHD-SDIの接続距離を延長するために使用されていました。

■採用メーカー

韓国系が主です。AHDは台湾と韓国のローコストがメインのメーカーが主流、CVIは中国のDahua社、TVIはHIKVISION社で生産されています。生産しているカメラメーカーが複数あるという点ではAHDEX-SDIは共通しています。EX-SDIは韓国のカメラメーカーでもコストより品質重視のメーカーで採用されている傾向があります。メーカーとしてはWONWOO,Qtum,WEBGATE,Mintron,TBTなどがあります。

日本国内でも警備機器メーカー大手や海外系防犯カメラ業界の中でシェアをもつ輸入代理店複数社なども採用しています。

■伝送のおける特徴

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EYENIX WEBSITEより

EX-SDIはデジタル伝送なのでノイズ耐性があります。図のような高圧線、エレベーター、建築物からのノイズに対しアナログは波形がゆがみ映像に悪影響を及ぼすというノイズが発生しますが、EX-SDIはデジタル信号なので電波のゆがみに強いという特性があります。また、アナログが距離が長くなればなるほど減衰が発生しますが、デジタルであるEX-SDIは減衰しません。

電源重畳にも対応しています。

 

 

■メリット

・画質
メリットはHD-SDIに視覚的に遜色ない画質です。他の新規格は同じ画素数でも1画素あたりの情報量やデジタルからアナログアナログからデジタルと変換することやアナログ伝送により減衰や劣化が発生しますが、EX-SDIはRAW(生)データからEX-SDIに変換も伝送もデジタルで行われるため減衰や劣化は発生しません。

・伝送距離
伝送距離はHD-SDIが5C-FBで100mなのに対し300m~500m、3G-SDIも最大450m伝送可能です(5C-FB)。3C-2Vも使用可能です。

・互換性
EX-SDIのカメラはEX-SDIの他に切り替えでHD-SDIを出力できます。EX-SDIエンコードチップを持つDVRはEX-SDIHD-SDI(機種によってはアナログ960H)が入力可能です。またチャンネルごとの制限もありませんのでHD-SDIで十分な伝送率が確保できるカメラはHD-SDIで設定し、伝送率が低いカメラのみ施工時にEX-SDIに切り替えて現場を収めるということが可能です。

 

■デメリット

・コスト
デメリットは比較対象によって異なりますが、アナログ伝送方式の新規格と比較するとコストと伝送距離です。もちろんHD-SDIと比較するとローコストで導入可能ですがAHDやCVIと比較すると若干高くなる傾向があります。

 

■将来性

これはEX-SDIだけではなく新規格の全てに言えることですが、アナログHD-SDIを入れると7種の映像規格(IPカメラの出力は映像とは言えないため含めていません。同軸伝送のみで7種です)が現在の防犯カメラ業界に存在します。誰もが予想できる事ですが全ての規格が10年後、対等に共存していると言う事はないでしょう。ここからは私見ですが、アナログだけを出力するカメラやHD-SDIだけを出力するカメラはそう遠くない将来 なくなるでしょう。アナログという規格やHD-SDI,3G-SDIという規格は元々防犯カメラの映像規格ではなく、放送業界では一般的な映像規格です。アナログは60年以上、HD-SDIは10年以上の歴史があります。映像規格としては特段新しい規格ではありませんし、他業界では一般的に使われている規格なので防犯カメラ業界でも消滅するというのは考えられません。新規格は殆どが既存規格と新規格を出力できるカメラです。DVRも複数の規格を受信できるようになっています。では新規格と既存規格の組み合わせはどうでしょう。チップメーカーのウェブサイトを見ているとコンパチビリティという言葉が出てきます。これは互換性と訳す事もできますが、日本語でいう互換性とはニュアンスが異なり、OSDメニューで切り替えすることで出力可能な映像のことを指しています。EX-SDIのコンパチビリティはHD-SDIAHDのコンパチビリティはアナログ960H。これはEX-SDIはメニュー画面でEX-SDIHD-SDIを切り替えることができ、AHDAHDとアナログの960H画質と切り替えが可能と言う事です。新規格の中で4Kにもデジタル伝送にも対応するのはEX-SDIのみですからHD-SDIとコンパチビリティがある映像規格で将来的にも有力なのはEX-SDIだと考えています。

マーケットニーズで考えた場合も東京オリンピックでは4K対応の防犯カメラが必要といわれています。もちろん2020年には4Kクラスの防犯カメラしか流通していないと言う事ではなく、画像から顔認識ができる映像の必要条件が4Kクラス、遅延がないカメラが必要になるだろうといわれています。またマシンビジョンでも従来はNTSC規格のハイスピードカメラを使用していましたが高画質化にあわせて3G-SDIへのニーズが高まっています。

 

文責:和田耕二

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AHD

AHDについてです。

■ AHDとは

最近防犯カメラ業界は、いくつかの新規格が登場しています。新規格はAHD・CVI・TVI・EX-SDIという規格です。これらの新規格はHD-SDIが5C-FBで100mごとにリピーターが必要な事、非圧縮のためDVRの映像処理に負担が掛かるという問題点をクリアするため、チップメーカーが開発しました。

AHDは韓国のNEXTCHIPという会社が開発し、韓国、台湾のカメラメーカーが採用しています。リリース時期が他の規格より早かったことと、チップコストが安いため日本でも普及率が高いようです。AHDはAnalog High Definitionの略であることから、アナログカメラの発展系とかアナログカメラがメガピクセルに対応するようになったと表現している会社もあるようですが、従来のアナログカメラとはまったく異なるものです。

AHDはHD規格の映像データをアナログに変換してHD画質の映像を伝送します。ちょっと解りにくいですが、通常アナログカメラはCVBSと総称されるNTSC信号やPAL信号の映像のことを指します。これは地上アナログ波放送の頃のテレビやRCA(赤白黄のピンコネクタ)接続できる機器の映像のことです。AHDはアナログである事は間違いありませんがケーブルをそのままテレビのRCA端子に接続しても映像は出ません。AHDがアナログで映像を伝送していますが、映像方式がアナログ方式(NTSC方式)ではないからです。AHDの伝送方式はデジタル映像をデータ変換しアナログで伝送しているので、HD映像(デジタル)をアナログの電波に変換してDVRまで送り、HD映像(デジタル)に戻しているといえます。
 アナログ映像方式のカメラも水平解像度を増やす事で高画質化が進んでいます。これはNTSC方式に準拠し、縦の解像度が480iのままで横を広く取る事で高い解像度を持っています。AHDはHD規格なのでNTSCと同一区分に分類される事はありませんし、高画質のアナログはNTSCなのでHD規格と呼ばれる事はありません。

アナログ映像のカメラ(NTSC):垂直解像度が480i
アナログで伝送しているHDカメラ(AHD):垂直解像度が720p or 1080p

 

■ AHDの特性

AHDのチップを採用している会社は台湾、韓国のローコストをセールスポイントにしているカメラ製造メーカーに多い傾向があります。新規格が中国系ではTVIとCVI、韓国系ではAHDとEX-SDIに分類され、韓国系でもコスト重視がAHD、画質重視がEX-SDIに分かれます。特にAHDはコスト面で優位性があり、リリースも早かったためコスト重視のカメラメーカーや早い物好きのカメラーメーカーが採用しました。

 

■ メリット

・コスト
アナログカメラとあまり変わらないコストで導入できます。(アナログも安くなっているので価格差はあります)今までとあまり変わらないコストでメガピクセルを導入できるのは大きなメリットといえます。

・ケーブル
アナログで伝送していますのでHD画質にもかかわらず最大500m(3C-2Vの場合は300m)配線できます。3C-2Vでも配線可能なのでアナログカメラからリプレイス(入れ替え)しやすい、リスクが少ないというメリットがあります。

 

■ デメリット

・画質
AHDはHD画質を出力しますがコストと伝送距離にウエイトを置いているため、同じ解像度でもHD-SDIやEX-SDIに比較すると画質は劣ります。これは同じ解像度でも1画素あたりの情報量がHD-SDIや他規格比較すると小さいということと、AHDはHD映像をアナログで伝送する、つまりAHDチップでエンコードとデコードを行うため画質が劣化するということが原因です。

・バージョン
ADHにはバージョン1.0(720p)とバージョン2.0(1080p)がありますが互換性に問題があります。カメラ製造メーカーにとってはチップのソケット形状が異なるため1.0のカメラに2.0のチップをそのまま乗せかえることが出来ません。つまりカメラ製造メーカーにとっては1.0と2.0のカメラを同じラインで製造が出来ないため生産コストと在庫の負担が大きくなってしまいます。販売会社や利用者にとってはAHD1.0でシステム導入後にメーカーの主力ラインナップがAHD2.0になった場合、既存のDVRに接続できないということが想定されます。

・互換性
AHDとアナログ映像の両方を出力するカメラもDVRも存在します。というより、ほぼ全てのAHDカメラやDVRがアナログに対応しています。しかしAHDのデコードチップ(DVR側)が2ch用のため、1chと2chがペア、3chと4chがペアいうように2つのチャンネルが紐付けされるので、片方がAHDならもう片方もAHD、一方がアナログならもう一方もアナログというように入力チャンネルの映像規格が制限されます。AHDカメラでAHD画質を出力するためにはカメラ側でAHDに出力設定することと、連続する2つの入力をAHDにする必要があります。この特性を把握せずに施工したため、メガピクセルのカメラとして提案したのに全てアナログ映像に 設定されてしまうというケースもあるようです。

■ 将来性

これはAHDだけではなく新規格の全てに言えることですが、アナログとHD-SDIを入れると7種の映像規格(IPカメラの出力は映像とは言えないため含めていません。同軸伝送のみで7種です)が現在の防犯カメラ業界に存在します。誰もが予想できる事ですが全ての規格が10年後に共存存在していると言う事はないでしょう。ここからは私見ですが、アナログ映像のみを出力するカメラはなくなりAHDとアナログの高画質(960H)を切り替えできるカメラかCVIとアナログの高画質(960H)を切り替えできるカメラがローコストカメラの主力になっていくと思います。AHDのなかでも1.0と2.0どちらが主力となるかは今の所は様子をみるしかなさそうです。

アナログ映像は60年以上使われてきた映像規格なのでアナログが無くなると言う事は考えられません。他規格と切り替えもしくは同時に出力できる映像として残ると思います。ただ、現在アナログの最高画質は960Hが主流ですがもう少し横に伸びるかもしれません。

 

 

文責:和田耕二

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尾張エリア 個人様宅

尾張エリアの個人様の戸建住宅に防犯カメラをセットさせていただきました。

当初お客様からのリクエストは防犯目的とのことでしたが、弊社から「防犯カメラをつけるのに防犯だけではもったいない」とご提案させていただき、一緒に防犯カメラの使い道を考えさせていただきました。

 

在宅中に庭で遊ぶお子様の様子を見られたり、遠方にお住まいになっているご両親に元気な様子をご覧いただくこともご提案させていただき、そして何よりも防犯性を重視した位置に防犯カメラを設置いたしました。防犯カメラの映像はスマートホンを通じて遠隔地から見ることもできるのでお出かけ時も安心とご評価頂きました。

 

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東京都 都庁舎

都庁のIPカメラの入替増設時における設定をさせていただきました。

依頼元は防犯カメラ設置業者様です。

都庁には大量の防犯カメラが設置されており、随時入替えも発生しております。

今回はワンケーブルカメラからIPカメラへの入替え、監視用PCとサーバーの設定を弊社にて担当させて頂きました。

 

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東京都 大型分譲マンション

都内の大型マンションに導入されている防犯カメラシステムのメンテンナンス、システム維持のご依頼を頂きました。ご依頼元は防犯カメラの販売会社。

 

IPカメラが160台以上設置されている大型案件です。システムもカメラからの映像を録画するだけの単純なものではなく、屋外の防犯灯や非常ボタンと連動しており、カメラもCANON、PANASONIC、AXISの3社が同居しているという防犯カメラシステムとしては複雑で大型な物件でした。

3plexではこの大型物件の非常ボタン連動システムが正常に動作していない状況でしたのでシステムの解析と復旧、マニュアル作成。不具合が発生したカメラの交換を担当しております。

 

 

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西三河エリア分譲マンション

西三河エリアの分譲マンションに防犯カメラを設置させていただきました。

管理会社様からのご依頼です。理事会に参加させていただき施工内容や取付機器、運用方法についてご説明させていただきました。

施工内容

外周防犯:ゴミ捨て場・裏手の進入口にハウジングにデイナイトカメラ

非常階段脇の出入り口:半屋外のため屋外用ドームカメラ

エントランス:屋内用の広角ドームカメラ

 

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代理店募集

3plexでは代理店を募集しています。

防犯カメラの販売している会社、防犯カメラや防犯商材に興味のある会社はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

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名古屋市分譲マンション_2015_1

名古屋市内の分譲マンションに防犯カメラを設置させていただきました。

発注元は管理会社。

 

今回の施工内容はカメラ8台の入れ替え。リース期間満了に伴い録画機を含め入れ替えをさせていただきました。

機器交換のみですので配線は既存配線を利用しました。

録画機:東邦技研の8chを採用

カメラ電源:既存がビクターのワンケーブルでしたのでワンケーブル電源と交換

エレベーター内の入れ替えはエレベー管理会社様と日程を調整し作業。

エントランス、ポストコーナー、にワンケーブルドームカメラ

エレベーターは広角ドームカメラを設置

屋外は駐車場内、駐車場入口、バイク置き場、駐輪場、裏手入り口に設置。

 

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名古屋市分譲マンション_2014

名古屋市の分譲マンションに防犯カメラを取り付けさせていただきました。

ご依頼元は管理会社様。マンションの管理組合の理事会にも参加させていただき使用機材の説明も弊社にてしっかりご案内いたしました。

 

施工内容

元々防犯カメラが1台とダミーカメラが複数台設置されている状態。

車両進入口:ハウジングにデイナイトカメラ

エントランス:ワイド画角のドームカメラ

駐車場との出入口:半屋外のため屋外用ドームカメラ

 

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