シスコの取扱をはじめました。

2016年2月よりコンピューターネットワーク機器や会議システム等のネットワークを活用したソリューションの世界最大手であるシスコシステムズの商品の取扱を開始いたしました。

2016-02-24 (1)

シスコが得意とするスイッチルーター無線LAN機器(アクセスポイント等)、ファイヤーウォール等のネットワーク機器や会議システムをご案内できるようになります。

また、弊社がシスコシステムズよりセレクトパートナー(Select Certified Partner)の認定を受けたことによりシスコ商品について優先的にご提供できます。ネットワークの全体的な見直しや構築、保守管理、ネットワークセキュリティ等についてお困りごとは弊社にお問い合わせ下さい。

 

弊社が取得しているIT系、ネットワーク系の資格、認定です。

経済産業省
基本情報処理技術者
ITパスポート

東海総合通信局
・電気通信事業者

Cisco Systems(シスコシステムズ)
・Registered Partner
・Select Certified Partner
・Small and Midsize Business Specialization

防犯カメラの映像流出について

ここ数日、弊社に防犯カメラの映像流出について問い合わせが続きました。問い合わせのきっかけになったのは、INSECAMというサイトに世界中の防犯カメラの映像が公開されていることがニュースになったためです。INSECAMを見ると地域とメーカーでカテゴリー分けされています。悲しいことに日本はアメリカについで2番目に公開されてしまった数が多く、IPカメラブランド別に見ると8ブランド中4ブランドが日本のブランドです。(AXISもCANONに買収されているので日本の会社のブランドと考えると5ブランドです。)

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私なりにINSECAMによって防犯カメラの映像が公開されてしまったことについて考えてみました。

 

技術的、サービス的問題

都市部で生活していると数多くの防犯カメラに撮影されています。例えば一日外出をしたとすると、100台以上の防犯カメラに撮影されています(コンビニエンスストアの店内を1周すると10台、ホームセンターや大型スーバーを1周すると50台以上の防犯カメラに撮影される)。ではその防犯カメラがインターネット経由で閲覧できる機能を持っていたとして、私達がその映像を見ることができるでしょうか。その答えは「できません」もしくは「普通はできないことになっています」ということになります。なぜなら防犯カメラがインターネット経由で閲覧できる機能を有し、かつインターネット経由で閲覧するための設定がなされていたとしても、アドレス、ポート番号、ID、パスワードの4つの情報がなければ映像を見ることはできません。

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東海エリアに設置されている防犯カメラもINCECAMによって一般の目に晒されている。防犯カメラ利用者にとって遠い世界のできごとではなく、もはや身近な問題。

アドレス、ポート番号、ID、パスワードとは何か?この4つの情報を大雑把に説明します。

 

アドレス

防犯カメラに接続するためには、アドレスが必要です。言ってみれば「yahoo.co.jp」や「google.com」のようなurlと同等のものと捉えて頂いて問題ありません。防犯カメラの場合、固定グローバルIPアドレスかダイナミックDNSをアドレスとして使用している場合が多いです。

 

ポート

アドレスがわかってもインターネットと自社(自宅)の出入口であるルーターまでしか辿り着けません。その先は同一ネットワークに複数の機器があるため、防犯カメラにアクセスするにはルーターにIPマスカレード設定の登録が必要です。その時に防犯カメラを特定する番号がポート番号です。

 

ID

防犯カメラに限らずwebサービスやメールなどで使われるIDです。IDを増やすことはできますが、最初に設定されているID(administratorやadmin)は変更削除できないメーカーや商品もあります。

 

パスワード

これもIDと同様に一般的に使われるパスワードと同じです。初期値で「111111」や「0000」などの様な数字や「admin」「password」のような安易に想像できる英単語、そもそもパスワードが設定されていない(パスワードなしでもアクセスできる状態)場合が多いです。

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この4つの情報がなければ映像が見ることはできないはずなのに、なぜINCECAMで公開されてしまったのでしょう。4つの情報ごとに原因を追求します。

 

IDとパスワード

防犯カメラ映像を見るためにはアドレス、ポート番号、ID、パスワードが必要です。防犯カメラの映像を見るために必要な情報のうち、IDとパスワードについては報道にもある通り、IDとパスワードが容易に推測しやすい初期値だったということが問題になっています。いくら単純なadmin/adminといってもIDの場合でADMIN、admin、Admin、Administrator、administrator、ADMINISTRATORの6パターンあり、パスワードも同様に6パターン、合計で36通り想定できます。INSECAMを見ると地域別とメーカー別にもカテゴリー分けされています。それはINSECAMの管理者が一般的に使用される単語を片っ端から試したのではなく、IDとパスワードがここに掲載されている8種のIPカメラの初期値を使用したからと思います。この8種のIPカメラブランドに限定するとIDとパスワードの組み合わせは(初期値は)8通りしかありません。

8種のIPカメラのうち4種が日本のカメラブランドなので日本のIPカメラ流出が6000件以上もあったのかもしれません。もっと多くのIPカメラメーカー(の初期値)がターゲットにされていたとすれば、日米以外の地域でもっと多くの流出があったかもしれません。

 

 

ポート番号

ポート番号はアドレスが判明した後に必要となる情報です。ポート番号は0番から65,535番まであります。もし防犯カメラにアクセスするためのポート番号が15,000番だった場合、0番から15000回接続を繰り返す必要があります。今回流出した台数は73000台と言われていますから73000台x15000回の接続だと10億回の接続にチャレンジしたことになりますが、10億回も接続にチャレンジしたわけではないと思います。IPカメラはブラウザからのアクセス用に80番ポートを使用しています。もちろんこれも初期値で変更可能です。同じ拠点に複数のIPカメラある場合は80番から順おくりに81,82,83・・・とポートを使用している場合が一般的です。INSECAMで公開された防犯カメラを見るとほとんどが80番か80番代です。65535番の中から一つ番号を選べるにもかかわらず、今回流出した防犯カメラのほとんどが80番(初期値)のままです。

 

アドレス

INSECAMに公開された73000台のIPカメラはポート番号、ID、パスワードという無限の設定の組み合わせをユーザー自身が決定できる要素を持っていたにもかかわらず、8通りの情報があれば簡単に接続できる状態になっていました。

正しい権限を持った利用者が防犯カメラをインターネット経由で閲覧するために、アドレス固定する必要があります。インターネットに接続される機器は例外なくIPアドレスが割り当てられます。通常、ルーターが一つのローカルネットワークの代表としてグローバルIPアドレスを取得し、ローカルネットワーク内で共有します。インターネット上で割り当てられるグローバルIPアドレスはほとんどの場合、動的に割り当てられます。つまりインターネットに接続するたび(ユーザーが意識しない瞬間的な再接続をふくめ)新しいグローバルIPアドレスが割り当てられるので、防犯カメラのように恒常的に接続する必要のある場合は動的に割り当てられるグローバルIPアドレスを固定する必要があります。固定IPアドレスはプロバイダーの有料サービスとして提供されています。固定IPアドレスサービスを使用することでインターネットの再接続が発生してもグローバルIPアドレスが変わりませんので外部から防犯カメラに接続することができます。また固定IPアドレスサービスを使用していない場合でもダイナミックDNSと呼ばれるサービスを使用することで固定IPアドレスサービスの代替的なサービスとして利用することができます。ダイナミックDNSは多くの防犯カメラメーカーが商品の付帯サービスとして提供しています。

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個人宅の子ども部屋と思われる部屋のカメラ映像が流出。防犯目的のカメラではなく子ども見守りカメラの映像と思われる。

ではINSECAMはダイナミックDNSとIPアドレスどちらを利用してカメラに接続したのでしょうか。おそらくですがIPアドレスをスキャンするツールを利用していると思われます。それは公開されているカメラの台数の増減幅大きいことから推測できます。INSECAMに掲載されている日本の防犯カメラ台数は、ここ数日で1000台近く減りました。パスワードやポート番号を変更すればINSECAMで公開されなくなりますから適切に再設定されたIPカメラが1000台近くあると考えることもできますが、ポートやパスワードの変更などの作業が伴うことを考えるとちょっと減り方が大きすぎると感じています。むしろ動的に割り当てられたIPアドレスがここ数日で再割り当てが発生し、別のIPアドレスが割り当てられたIPカメラが1000台近くあったと考えた方が自然だと考えています。

 

IPアドレスは数億ありますが、アドレス以外の情報が8通りしかないわけですから、IPスキャンをかけてヒットしたアドレスに対し8通りの情報を送信し、画像データが収集できるとカメラが接続されていると判定できます。(80番ポートが開放されている全ての環境で防犯カメラが接続されているとは限りません。WEBサーバーが設置されている場合も80番は開放されていますが、WEBサーバーは公開を目的としているため管理者は外部からのアクセスを管理把握している場合が一般的です)IPスキャンも国ごとプロバイダーごとにレンジ(範囲)が決められているためIPスキャンの範囲は限定的です。

 

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駐車場、一般家庭のリビング、教会の映像が晒されている。リビングのカメラ映像はギターのケースが放置されているなど生活感がある映像。防犯用途とは異なる目的のカメラとして設置されたと思われる。

法的な問題

普通の人の認識ではIDとパスワードによって保護されているエリアに不正な方法を用いて侵入し情報を公開することや情報を盗むことは違法行為です。いわゆるハッキングという行為で不正アクセス行為の禁止等に関する法律によって禁止されていますし、利用者側もIDとパスワードで保護されている以上、損害があった場合、加害者に対し損害賠償請求もできる可能性が高いです。

ただ、今回の場合は防犯カメラに設定されているIDとパスワードが初期状態のまま、もしくはパスワードが設定されていない。つまりIDとパスワードによって保護されていない状態です。誰もが閲覧することが許されている状態とも言えるわけですから法的責任を追求することは難しいと思われます。しかし流出してしまっている防犯カメラの管理者は施設の管理者として個人情報やプライバシーを保護する責任が発生します。INSECAMによって流出した情報により、防犯カメラ所有者が管理責任を追求される可能性があります。

 

自社の防犯カメラが公開されている状態を
放置することの危険性

サイト運営者側は極めて個人的な情報や性的な映像が映る(温浴施設や更衣室など)防犯カメラは公開していないと発言しています。ほとんどが駐車場やメガソーラー等の監視に使われている防犯カメラでしたが、中には一般法人の事務所、調剤薬局の調剤室、玄関と思われるようなところ等もありました。最近の防犯カメラは高画質になっており、映っている人たちのプライバシーはもちろん、書類などから取引先の企業情報や個人情報、駐車場のカメラからは車種や車両番号が常時流出している状態です。これらの情報により何らかの被害が出た場合の損害賠償の矛先は公開したサイトではなく、防犯カメラを適切に管理していない管理者(防犯カメラの所有者)の責任として追求される恐れがあります。中には店舗の看板ごと映っている映像もありましたので、心当たりある企業様は早々に対策を取るべきでしょう。

情報流出による被害だけではなく、無人時や建屋内部構造や貴重品置き場が第三者に漏れてしまうなどの直接的被害も想定されますし、競合他社や取引先などが貴社の防犯カメラ映像を見つけてしまい新たなトラブル要因にならないとも限りません。

 

 

対策

セキュリティ性の維持と利便性は時として相反します。

今回の流出も設置業者の利便性や施工時の工数削減の結果かも知れません。

しかしセキュリティのために導入した防犯カメラがセキュリティを低下させてしまっているのでは本末転倒です。思いつく範囲で対策をまとめました。

 

 

・パスワードを複雑なものに変更する。定期的に変更する。

今回流出した8種のIPカメラブランドに限らず、初期値のパスワードはほとんど単純なものです。数年前のDVRは数字のみ6桁や4桁の商品が主流でしたが最近の防犯カメラはIPカメラや同軸ケーブルを利用したDVRに関わらず大文字小文字、数字が利用でき、文字数も8文字とセキュリティ性が向上しています。類推されにくいパスワードに変更しましょう。また関係者の退職、異動等もありますから定期的に変更する必要があります。

 

・関係者ごとにIDを発行する。管理者権限のIDを変更する

防犯カメラに限らずネットワーク商品のほとんどの管理者用IDは「ADMIN」や「ROOT」、「USER」に近い単語が採用されています。変更可能ならば変更しましょう。また映像を見る人物が複数いる場合は個人ごとや部署ごと役職ごと等にIDを発行し、誰がアクセスしたか後で追跡できるようにした方が良いです。定期的にログを確認する必要もあります。

 

 

・ポート番号を変更する

80番は本来WEBサーバーとして公開するための番号です。一般公開を目的としている場合を除いて1024番以降のポート番号に変更した方が良いでしょう。

 

・IPアドレスを固定させる

固定IPアドレスサービスを使用はセキュリティ性の観点からみると賛否両論があります。ネットニュースなどを見ていると防犯カメラ用に閲覧専用の回線を引くと言った記述もありますが、この方法はネットワーク全体のセキュリティという意味では効果がありますが、防犯カメラの映像流出という点では意味がありません。固定IPアドレスサービスを利用することでセキュリティ性が高くなるという意見も聞きますが、私は固定IPアドレスサービスはIPアドレスが固定されてしまうためセキュリティ性は悪化すると考えています。セキュリティ性だけを考えるならばダイナミックDNSを利用し定期的にアドレスを変更した方がネットワーク上のセキュリティは向上します。固定IPアドレスサービスを使用するならばIPカメラやDVRといった防犯カメラを設置している側ではなく、閲覧する側(防犯カメラの映像を閲覧するためのソフトがインストールされたPCがある側)に固定IPアドレスサービスを導入し、防犯カメラを設置している側にファイヤーウォールを導入し指定したIPアドレスからしかアクセス出来ないように設定する方法を提案します。

 

 

・VPNを導入する

公衆インターネットに比較するとVPNは高いセキュリティ性があります。またVPNを導入することでVPN内の機器のパスワードについて管理すべきレベルを下げることも検討できます。スマートフォンから防犯カメラにアクセスしないのであればIP-VPNが良いと思います。ただスマートフォンからも接続するのであればルーターで構築できるインターネット-VPNにしましょう。インターネット-VPNであればiphoneやAndroid、データカードを挿入したノートPCでもVPNに入るように構築することができます。規模感のある企業様であればこの方法が最も利便性とセキュリティ性が維持できるかもしれません。

 

文中の用語について

IPカメラ:LANケーブルで接続するカメラ。防犯用途で使用されるほか、WEBでの公開用途、コミュニケーション用途などでも使用されるカメラ。INSECAMで公開されてしまったカメラの恐らく全てIPカメラです。

 

防犯カメラ:文中では防犯用途で使用されるIPカメラと同軸ケーブルで接続される業務用カメラのうち防犯用途のカメラを総称して防犯カメラと呼んでいます。

 

DVR:同軸ケーブルで接続される防犯カメラの録画機。同軸で接続される防犯カメラはカメラ単体ではネットワーク機能を持ちませんが、録画機がネットワーク機能を持っています。画質はアナログ級(48万画素)からHD級(200万画素)まであります。

 

VPN:Virtual Private Networkの略。公衆回線インフラを使用して仮想的(Virtual)なプライベートネットワークを構築する。セキュリティ性、利便性ともにメリットがあるが、構築、維持にコストが発生する。

 

IP-VPN:通信会社等が自社のネットワーク網に構築するVPN。IDとパスワードによる認証よってVPN提供の通信会社回線に入りVPNを構築する。インターネットVPNに比較しセキュリティ性が高いがコストも高い。

 

インターネット-VPN:ルーターの機能によってVPNを構築。PPTPなどのプロトコルを使用する。スマートフォンなどをVPNに組み入れる場合はインターネット-VPN。

 

最後に

自社の防犯カメラの映像が流出している可能性がある場合は早急に上記対策を講じて下さい。またチェーン店などで自社が流出してしまっているが、どの店舗かわからないという場合はご契約のプロバイダーさんにご協力いただくことである程度の特定が可能です。

自社でパスワードが変更できる担当者がいない等の企業様、個人様はお気軽にご相談下さい。弊社では他社から購入された防犯カメラの保守やメンテナンス、修理を承っております。

弊社ついてはこちらから>>3plex株式会社

 

1週間以内に回答がない場合は、スパムとして削除されている可能性があります。お手数をお掛けしますが入力されるメールアドレスを変更して再度お問い合わせ下さい。

 

 

防犯カメラヘルスチェック ラーメン店の場合

防犯カメラヘルスチェックの事例を作成しました。
今回はラーメン店で10万円足りないと言う違算が発生しました。
単価800円程度のラーメン店で10万円も違算が発生したということは125杯分のロスが発生したことになります。金額は大げさな事例ですが、つり銭の渡し間違いや不正などにより違算は日々の問題です。

違算が発生した時に防犯カメラでチェックしようとした時、インターネット経由でアクセスできなかった、電源が抜けていたなどの問題により録画していなかった等のトラブルも現実的に発生しています。

防犯カメラヘルスチェックはお客様に代わって店舗に設置されている防犯カメラの状態を監視するサービスです。

 

 

 

 

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このような事例の経験がある方はこちらから。

EX-SDI

EX-SDIについてです。

■EX-SDIとは

最近防犯カメラ業界は、いくつかの新規格が登場しています。新規格はAHD・CVI・TVI・EX-SDIという規格です。これらの新規格はHD-SDIが5C-FBで100mごとにリピーターが必要な事、非圧縮のためDVRの映像処理に負担が掛かるという問題点をクリアするため、チップメーカーが開発しました。

EX-SDI(Extended Srial Digital Interface)はEYENIXという韓国のチップメーカーが開発した圧縮転送技術です。EX-SDIは VLCコーディックを使用し、PRNR値が40bBという圧縮による視覚的には損失がわからないというレベルの圧縮映像を実現しています。圧縮にかかる速度も0.0002秒(0.2ms)と極めて短く圧縮による遅延とは言えないレベルです。またEX-SDIは3G-SDI、HD-SDIと下位互換性を持ち、4KUHDにも対応していいます。HD-SDI以上の画質を伝送できる技術ですので将来的にも普及が期待されています。

EX-SDI 画質の拡張性比較

EYENIX WEBSITEより「EX-SDI 画質の拡張性比較」

EX-SDIが他の新規格と大きな違いはAHDやCTI、TVIがアナログ伝送であるのに対し、EX-SDIの伝送はデジタルです。そのためアナログ伝送の新規格と比較すると若干高め、伝送距離が短いというデメリットがありますが、HD-SDIと比較するとローコスト、長距離です。画質はHD-SDIと比較し視覚上遜色がない、1本のケーブルで電源と映像の重畳(ちょうじょう)できるというメリットがあります。

EX-SDIは韓国ではロングリーチと呼ばれ、HD-SDIを長距離伝送するための規格というイメージがあります。それは先述の通り新旧の映像規格が7種ある中でHD-SDIEX-SDIだけが高画質画像を劣化することなくデジタル伝送する事に所以します。実際、EX-SDIのカメラやDVRがリリースされる前はリピーターとドングルと呼ばれるパーツを使ってHD-SDIEX-SDIで伝送し、DVRに入力する直前にEX-SDIからHD-SDIに戻すというHD-SDIの接続距離を延長するために使用されていました。

■採用メーカー

韓国系が主です。AHDは台湾と韓国のローコストがメインのメーカーが主流、CVIは中国のDahua社、TVIはHIKVISION社で生産されています。生産しているカメラメーカーが複数あるという点ではAHDEX-SDIは共通しています。EX-SDIは韓国のカメラメーカーでもコストより品質重視のメーカーで採用されている傾向があります。メーカーとしてはWONWOO,Qtum,WEBGATE,Mintron,TBTなどがあります。

日本国内でも警備機器メーカー大手や海外系防犯カメラ業界の中でシェアをもつ輸入代理店複数社なども採用しています。

■伝送のおける特徴

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EYENIX WEBSITEより

EX-SDIはデジタル伝送なのでノイズ耐性があります。図のような高圧線、エレベーター、建築物からのノイズに対しアナログは波形がゆがみ映像に悪影響を及ぼすというノイズが発生しますが、EX-SDIはデジタル信号なので電波のゆがみに強いという特性があります。また、アナログが距離が長くなればなるほど減衰が発生しますが、デジタルであるEX-SDIは減衰しません。

電源重畳にも対応しています。

 

 

■メリット

・画質
メリットはHD-SDIに視覚的に遜色ない画質です。他の新規格は同じ画素数でも1画素あたりの情報量やデジタルからアナログアナログからデジタルと変換することやアナログ伝送により減衰や劣化が発生しますが、EX-SDIはRAW(生)データからEX-SDIに変換も伝送もデジタルで行われるため減衰や劣化は発生しません。

・伝送距離
伝送距離はHD-SDIが5C-FBで100mなのに対し300m~500m、3G-SDIも最大450m伝送可能です(5C-FB)。3C-2Vも使用可能です。

・互換性
EX-SDIのカメラはEX-SDIの他に切り替えでHD-SDIを出力できます。EX-SDIエンコードチップを持つDVRはEX-SDIHD-SDI(機種によってはアナログ960H)が入力可能です。またチャンネルごとの制限もありませんのでHD-SDIで十分な伝送率が確保できるカメラはHD-SDIで設定し、伝送率が低いカメラのみ施工時にEX-SDIに切り替えて現場を収めるということが可能です。

 

■デメリット

・コスト
デメリットは比較対象によって異なりますが、アナログ伝送方式の新規格と比較するとコストと伝送距離です。もちろんHD-SDIと比較するとローコストで導入可能ですがAHDやCVIと比較すると若干高くなる傾向があります。

 

■将来性

これはEX-SDIだけではなく新規格の全てに言えることですが、アナログHD-SDIを入れると7種の映像規格(IPカメラの出力は映像とは言えないため含めていません。同軸伝送のみで7種です)が現在の防犯カメラ業界に存在します。誰もが予想できる事ですが全ての規格が10年後、対等に共存していると言う事はないでしょう。ここからは私見ですが、アナログだけを出力するカメラやHD-SDIだけを出力するカメラはそう遠くない将来 なくなるでしょう。アナログという規格やHD-SDI,3G-SDIという規格は元々防犯カメラの映像規格ではなく、放送業界では一般的な映像規格です。アナログは60年以上、HD-SDIは10年以上の歴史があります。映像規格としては特段新しい規格ではありませんし、他業界では一般的に使われている規格なので防犯カメラ業界でも消滅するというのは考えられません。新規格は殆どが既存規格と新規格を出力できるカメラです。DVRも複数の規格を受信できるようになっています。では新規格と既存規格の組み合わせはどうでしょう。チップメーカーのウェブサイトを見ているとコンパチビリティという言葉が出てきます。これは互換性と訳す事もできますが、日本語でいう互換性とはニュアンスが異なり、OSDメニューで切り替えすることで出力可能な映像のことを指しています。EX-SDIのコンパチビリティはHD-SDIAHDのコンパチビリティはアナログ960H。これはEX-SDIはメニュー画面でEX-SDIHD-SDIを切り替えることができ、AHDAHDとアナログの960H画質と切り替えが可能と言う事です。新規格の中で4Kにもデジタル伝送にも対応するのはEX-SDIのみですからHD-SDIとコンパチビリティがある映像規格で将来的にも有力なのはEX-SDIだと考えています。

マーケットニーズで考えた場合も東京オリンピックでは4K対応の防犯カメラが必要といわれています。もちろん2020年には4Kクラスの防犯カメラしか流通していないと言う事ではなく、画像から顔認識ができる映像の必要条件が4Kクラス、遅延がないカメラが必要になるだろうといわれています。またマシンビジョンでも従来はNTSC規格のハイスピードカメラを使用していましたが高画質化にあわせて3G-SDIへのニーズが高まっています。

 

文責:和田耕二

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AHD

AHDについてです。

■ AHDとは

最近防犯カメラ業界は、いくつかの新規格が登場しています。新規格はAHD・CVI・TVI・EX-SDIという規格です。これらの新規格はHD-SDIが5C-FBで100mごとにリピーターが必要な事、非圧縮のためDVRの映像処理に負担が掛かるという問題点をクリアするため、チップメーカーが開発しました。

AHDは韓国のNEXTCHIPという会社が開発し、韓国、台湾のカメラメーカーが採用しています。リリース時期が他の規格より早かったことと、チップコストが安いため日本でも普及率が高いようです。AHDはAnalog High Definitionの略であることから、アナログカメラの発展系とかアナログカメラがメガピクセルに対応するようになったと表現している会社もあるようですが、従来のアナログカメラとはまったく異なるものです。

AHDはHD規格の映像データをアナログに変換してHD画質の映像を伝送します。ちょっと解りにくいですが、通常アナログカメラはCVBSと総称されるNTSC信号やPAL信号の映像のことを指します。これは地上アナログ波放送の頃のテレビやRCA(赤白黄のピンコネクタ)接続できる機器の映像のことです。AHDはアナログである事は間違いありませんがケーブルをそのままテレビのRCA端子に接続しても映像は出ません。AHDがアナログで映像を伝送していますが、映像方式がアナログ方式(NTSC方式)ではないからです。AHDの伝送方式はデジタル映像をデータ変換しアナログで伝送しているので、HD映像(デジタル)をアナログの電波に変換してDVRまで送り、HD映像(デジタル)に戻しているといえます。
 アナログ映像方式のカメラも水平解像度を増やす事で高画質化が進んでいます。これはNTSC方式に準拠し、縦の解像度が480iのままで横を広く取る事で高い解像度を持っています。AHDはHD規格なのでNTSCと同一区分に分類される事はありませんし、高画質のアナログはNTSCなのでHD規格と呼ばれる事はありません。

アナログ映像のカメラ(NTSC):垂直解像度が480i
アナログで伝送しているHDカメラ(AHD):垂直解像度が720p or 1080p

 

■ AHDの特性

AHDのチップを採用している会社は台湾、韓国のローコストをセールスポイントにしているカメラ製造メーカーに多い傾向があります。新規格が中国系ではTVIとCVI、韓国系ではAHDとEX-SDIに分類され、韓国系でもコスト重視がAHD、画質重視がEX-SDIに分かれます。特にAHDはコスト面で優位性があり、リリースも早かったためコスト重視のカメラメーカーや早い物好きのカメラーメーカーが採用しました。

 

■ メリット

・コスト
アナログカメラとあまり変わらないコストで導入できます。(アナログも安くなっているので価格差はあります)今までとあまり変わらないコストでメガピクセルを導入できるのは大きなメリットといえます。

・ケーブル
アナログで伝送していますのでHD画質にもかかわらず最大500m(3C-2Vの場合は300m)配線できます。3C-2Vでも配線可能なのでアナログカメラからリプレイス(入れ替え)しやすい、リスクが少ないというメリットがあります。

 

■ デメリット

・画質
AHDはHD画質を出力しますがコストと伝送距離にウエイトを置いているため、同じ解像度でもHD-SDIやEX-SDIに比較すると画質は劣ります。これは同じ解像度でも1画素あたりの情報量がHD-SDIや他規格比較すると小さいということと、AHDはHD映像をアナログで伝送する、つまりAHDチップでエンコードとデコードを行うため画質が劣化するということが原因です。

・バージョン
ADHにはバージョン1.0(720p)とバージョン2.0(1080p)がありますが互換性に問題があります。カメラ製造メーカーにとってはチップのソケット形状が異なるため1.0のカメラに2.0のチップをそのまま乗せかえることが出来ません。つまりカメラ製造メーカーにとっては1.0と2.0のカメラを同じラインで製造が出来ないため生産コストと在庫の負担が大きくなってしまいます。販売会社や利用者にとってはAHD1.0でシステム導入後にメーカーの主力ラインナップがAHD2.0になった場合、既存のDVRに接続できないということが想定されます。

・互換性
AHDとアナログ映像の両方を出力するカメラもDVRも存在します。というより、ほぼ全てのAHDカメラやDVRがアナログに対応しています。しかしAHDのデコードチップ(DVR側)が2ch用のため、1chと2chがペア、3chと4chがペアいうように2つのチャンネルが紐付けされるので、片方がAHDならもう片方もAHD、一方がアナログならもう一方もアナログというように入力チャンネルの映像規格が制限されます。AHDカメラでAHD画質を出力するためにはカメラ側でAHDに出力設定することと、連続する2つの入力をAHDにする必要があります。この特性を把握せずに施工したため、メガピクセルのカメラとして提案したのに全てアナログ映像に 設定されてしまうというケースもあるようです。

■ 将来性

これはAHDだけではなく新規格の全てに言えることですが、アナログとHD-SDIを入れると7種の映像規格(IPカメラの出力は映像とは言えないため含めていません。同軸伝送のみで7種です)が現在の防犯カメラ業界に存在します。誰もが予想できる事ですが全ての規格が10年後に共存存在していると言う事はないでしょう。ここからは私見ですが、アナログ映像のみを出力するカメラはなくなりAHDとアナログの高画質(960H)を切り替えできるカメラかCVIとアナログの高画質(960H)を切り替えできるカメラがローコストカメラの主力になっていくと思います。AHDのなかでも1.0と2.0どちらが主力となるかは今の所は様子をみるしかなさそうです。

アナログ映像は60年以上使われてきた映像規格なのでアナログが無くなると言う事は考えられません。他規格と切り替えもしくは同時に出力できる映像として残ると思います。ただ、現在アナログの最高画質は960Hが主流ですがもう少し横に伸びるかもしれません。

 

 

文責:和田耕二

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尾張エリア 個人様宅

尾張エリアの個人様の戸建住宅に防犯カメラをセットさせていただきました。

当初お客様からのリクエストは防犯目的とのことでしたが、弊社から「防犯カメラをつけるのに防犯だけではもったいない」とご提案させていただき、一緒に防犯カメラの使い道を考えさせていただきました。

 

在宅中に庭で遊ぶお子様の様子を見られたり、遠方にお住まいになっているご両親に元気な様子をご覧いただくこともご提案させていただき、そして何よりも防犯性を重視した位置に防犯カメラを設置いたしました。防犯カメラの映像はスマートホンを通じて遠隔地から見ることもできるのでお出かけ時も安心とご評価頂きました。

 

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東京都 都庁舎

都庁のIPカメラの入替増設時における設定をさせていただきました。

依頼元は防犯カメラ設置業者様です。

都庁には大量の防犯カメラが設置されており、随時入替えも発生しております。

今回はワンケーブルカメラからIPカメラへの入替え、監視用PCとサーバーの設定を弊社にて担当させて頂きました。

 

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東京都 大型分譲マンション

都内の大型マンションに導入されている防犯カメラシステムのメンテンナンス、システム維持のご依頼を頂きました。ご依頼元は防犯カメラの販売会社。

 

IPカメラが160台以上設置されている大型案件です。システムもカメラからの映像を録画するだけの単純なものではなく、屋外の防犯灯や非常ボタンと連動しており、カメラもCANON、PANASONIC、AXISの3社が同居しているという防犯カメラシステムとしては複雑で大型な物件でした。

3plexではこの大型物件の非常ボタン連動システムが正常に動作していない状況でしたのでシステムの解析と復旧、マニュアル作成。不具合が発生したカメラの交換を担当しております。

 

 

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西三河エリア分譲マンション

西三河エリアの分譲マンションに防犯カメラを設置させていただきました。

管理会社様からのご依頼です。理事会に参加させていただき施工内容や取付機器、運用方法についてご説明させていただきました。

施工内容

外周防犯:ゴミ捨て場・裏手の進入口にハウジングにデイナイトカメラ

非常階段脇の出入り口:半屋外のため屋外用ドームカメラ

エントランス:屋内用の広角ドームカメラ

 

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代理店募集

3plexでは代理店を募集しています。

防犯カメラの販売している会社、防犯カメラや防犯商材に興味のある会社はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

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